即清寺の御本尊は不空羂索(けんさく又はけんじゃく)大忿怒(ふんぬ)明王という仏様です。「不空」とは間違いなく成し遂げるという意味があります。「羂索」は古代インドの武器で、先に金具の付いた縄の様なものです。相手の武器をからめとったり、身動きを封じたりといった使い方をするようです。「大忿怒」は大いなる怒り、「明王」は怒りの表情で悪魔を降伏(ごうぶく)し仏法を守護する仏のことです。つまり不空羂索大忿怒明王とは、人々の煩悩を羂索の力で間違いなくからめとり、大いなる怒りの力で我々を魔物から守護する仏ということになります。
あまり聞きなれない仏様であり、他にお祀りされている寺を聞いたことが無いので、今のところ日本では唯一の仏像ではないかと思われます。
もともとは、不空羂索観音という観音菩薩が本来のお姿といわれ、奈良の東大寺の三月堂や興福寺の南円堂に祀られている仏様が有名です。即清寺の御本尊も他のお寺の観音様も手に羂索を持つのが特徴です。経典では、この不空羂索観音が明王に変化し、大いなる怒りの力で、より多くの人々を煩悩から救済すると説かれているので、即清寺の御本尊はこのお姿を表していると考えられます。無病息災、心身健全、財産保持、対人関係の円満、戦災や天災からの回避などに御利益があるとされています。
お盆の7月13日から16日の間は御開帳され、お姿を実際にご覧いただいてお参りできます。ぜひ、堂内でごゆっくり御参拝ください。ただし法要と重なった時など堂内の参拝を少しお待ちいただく場合がありますのでご了承ください。
なお、御開帳はお盆のほかは、年末年始と十月の百観音祭礼の時にも行っています。
2022年07月02日
即清寺本尊について
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2022年06月28日
柚木町獅子舞
7月10日の日曜日、柚木町の獅子舞が行われます。毎年7月の第二日曜日に行われていましたが、昨年、一昨年はコロナウイルス感染対策のため中止になっていました。
柚木町の獅子舞は大中小3匹の唐獅子が一匹づつに分かれ、それぞれ集落を朝から練り歩き、夕方3時半から4時頃、即清寺に集合し3匹そろって舞を披露します。地域の人々の無病息災を願い、続いてきた行事です。
唐獅子はインドで百獣の王と称されたインドライオンがモデルといわれ、仏教ではお釈迦さまの一族を守護する霊獣とも伝えられていることから、獅子舞は仏教とも縁の深い行事と言えそうです。
柚木町の獅子舞は大中小3匹の唐獅子が一匹づつに分かれ、それぞれ集落を朝から練り歩き、夕方3時半から4時頃、即清寺に集合し3匹そろって舞を披露します。地域の人々の無病息災を願い、続いてきた行事です。
唐獅子はインドで百獣の王と称されたインドライオンがモデルといわれ、仏教ではお釈迦さまの一族を守護する霊獣とも伝えられていることから、獅子舞は仏教とも縁の深い行事と言えそうです。
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2022年04月11日
花まつり
4月8日は花まつり。仏教の開祖、お釈迦さまのお誕生日です。うまれた時のお姿のお釈迦さまに甘茶をかけてお祝いします。

甘茶をかけるのは、お釈迦さまがうまれた時に甘い味の雨が降り、お身体を洗い流したという伝説がもとになっています。

よしの保育園の子どもたちもお参りにきて、お釈迦さまのお誕生をお祝いしてくれました。
甘茶をかけるのは、お釈迦さまがうまれた時に甘い味の雨が降り、お身体を洗い流したという伝説がもとになっています。

よしの保育園の子どもたちもお参りにきて、お釈迦さまのお誕生をお祝いしてくれました。
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